会期満了。個展・無限ルーム
昨日11月1日に、セキアイコ初個展、おかげさまで無事終了いたしました。
初個展で招待者限定と僭越ながら指定させていただいたにもかかわらず、
会期中、50名を超える方がたにご来場いただき、
お運びいただきました皆様には、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
私が、
「アーティスト志望」「なにもつくらないアーティスト」と標榜し、過ごしていた日々を、
これだけの方に支えられていたことを、あらためて感じ、
また、見離さず見守ってくださっていたことの大きさに気づき、
いま、本当に抱えきれないほどの感謝の気持ちであふれています。
会期中いらしていただいた方々には、さまざまなお言葉をいただきました。
アドバイスや、次回の展示場所のご提案くださる方。
大きな感謝とともに、自分に染み込んだすべての言葉を、
つぎの制作へ活かしていきたいと考えております。
さらに、
私ももちろん自分の想いを伝えられた機会となりましたが、
私の作品を通じて、心の内をお話しくださった方、涙してくださった方、
皆さんの想いを聞けたことは、ソウルメイトと呼べた友をひとり亡くした今、
私の中で、大きく、前進する力をいただくきっかけとなりました。
あの日の、彼の、あまりにも突然な死は、
ほかの何を置いても、いま”表現”にしなければならないと、
”何もつくったことがなかった” 私を、駆り立てるのに
充分すぎるほど、大きな事実として目の前に横たわりました。
自分の経験不足、表現の稚拙さ、未熟さに、発表を躊躇する、それすら考えなかった。
この作品制作を経ずしては、生活の一切をさえ乗り越えられなかった。
彼の存在の大きさを、それによって自分の小さなたった一歩の前進が
自分の人生において大きく意味付けられてしまったことを、
彼の肉体の終わりに直面して、あらためて確信することとなりました。
また、今回の展示をとおして、自分でなければ作れない、自分がつくるべき作品を
ご来場の皆様からも、直に教えていただいた、そんな初個展となりました。
本当に、ありがとうございました。
なお、
この個展は、これを機に、岐阜・善光寺 松枝朋子氏よりお声がけいただき、
岐阜・善光寺での展示をさせていただけることとなりました。
11月15日(木) 善光寺大門まるけ の日となります。
お書き入れいただいたローソクは、その日、善光寺へ並べてお供えさせていただく予定です。
詳細は、別途おしらせさせていただきますが、まずは、第一報としてご報告させていただきます。
セキアイコ 初個展
どうぞ、今後の活動を、あたたかく見守っていただけたらと思っております。
ありがとうございました。
関 愛子
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